プログラミングに4Kディスプレイは必要なのかについて

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ここ最近、4K解像度のPC用ディスプレイが手を出しやすい価格帯でも販売されるようになってきていて、昔に比べると多くの人が購入しやすい状態になってきました。

リモートワークが定着してきた現代では、自宅の作業環境を整えるために4Kディスプレイの導入を検討している人も少なくないのではないでしょうか。

筆者はプログラマーとして働いており、自宅でプログラミング作業をすることが多くなってきたため、以前まではフルHDのディスプレイを使っていたものを4Kディスプレイへと変更しました。

本記事では、プログラミングに4Kディスプレイは必要なのか、筆者自身の体験も交えながら4Kディスプレイでプログラミングをしてみた感想や、4Kディスプレイのメリット・デメリットについて解説していきます。

【結論】プログラミングに4Kディスプレイは必須ではない

プログラミングにおいては、フォトグラファーやデザイナーのように成果物の見た目に対して厳しい目を向けられることはないため、プログラミングだけで考えると4Kディスプレイは必須ではありません。

しかし、4Kディスプレイをプログラミングだけのために導入するかと言われれば、そうではありませんよね。

もちろんプログラミングにおいても、4Kディスプレイを導入することで得られるメリットはあります。

近年4Kディスプレイがお手頃な値段になってきたとは言え、それでも安い買い物ではないので、4Kディスプレイを導入するメリット・デメリットをしっかり理解した上で導入を検討しましょう。

4Kディスプレイを導入するメリット

写真や動画が綺麗に映る

4Kディスプレイを導入することの一番わかりやすいメリットが、写真や動画が綺麗に映ることですよね。

とはいえ、プログラミングで4K解像度の写真や動画を扱うことは多くありません。

そのため、プログラミングをしていてこのメリットを感じる機会は少ないですが、プログラミングの他に映画鑑賞などを行いたい人であれば大きなメリットと言えるでしょう。

文字が見やすい

4Kディスプレイの解像度によるメリットは写真や動画だけではありません。

あまり意識していない人も多いかもしれませんが、4Kディスプレイはとにかく文字が見やすいです。

私の場合、FHDディスプレイを使用していた時は、ディスプレイに表示している資料のテキストやコードがギザギザなのが凄くストレスで目の疲れも相当なものでした。

4Kディスプレイを導入してからというもの、文字のギザギザを感じることはなく、目の疲れも軽減されストレスフリーで画面に向き合うことができるようになりました。

プログラミングではディスプレイと長時間向き合うことも少なくなく、文字が見やすくなることによるメリットは大きいです。

作業領域が広がる

当然ながら4Kディスプレイは、FHDディスプレイと比較して広い表示領域が確保できます。

2枚のディスプレイに表示させていたものを4Kディスプレイ1枚に表示できたり、エクセルなどの資料を広々見渡せたりと、作業領域が広がるということは、作業効率の向上に直結します。

複数のコードを比較しながらコーディングしたり、実際に動かしてみながらコードを調整できたり、、プログラミングでは複数のウィンドウを行き来すること少なくないため、4Kディスプレイで作業領域が広がることの恩恵を最大限に受けることができます。

4Kディスプレイを導入するデメリット

値段が高い

4Kディスプレイは一般的なFHDディスプレイと比べて単純に値段が高いです。

ここ近年比較的手に入れやすい値段に落ち着いてきたとはいえ、気軽に購入できる値段ではないものも多いのも事実です。

買う際の一度きりのデメリットとはいえ、値段が高いという一点で4Kディスプレイに手が出ないという人もいるのではないでしょうか。

自分にとって、値段に応じたメリットを得ることができるか、しっかり検討することが大事です。

一定のPCスペックが必要

4Kディスプレイは、FHDディスプレイの4倍の解像度になります。

ということは、4KディスプレイはFHDディスプレイに比べてPCにかかる負荷も相当大きいということになります。

もし、あまりスペックの高くないPCを使用しているのであれば、少し思い処理を行うだけでカクカクしたり遅延を感じたりと、快適とは程遠い作業環境になるかもしれません。

もし4Kディスプレイを快適に使用したいのであれば、ある程度新しくてスペックの高いPCを使用する必要があります。

4KになれるとFHDに戻れない

4Kディスプレイの綺麗な画質や作業領域の広さに慣れてしまうと、一般的なFHD画質のディスプレイには戻れなくなってしまうのも、4Kディスプレイを使用するメリットだと言えるでしょう。

もし4Kディスプレイが故障してしまった時、次に買うディスプレイも4Kを求めてしまうようになるので、低くない金額を支払うことになります。

贅沢な悩みかもしれませんが、お財布的に大変になるのも事実。

もし4Kディスプレイから乗り換えるのであれば、ウルトラワイドモニターなどを検討すると良いかもしれません。

実際に4Kディスプレイを使用してみて

私自身、プログラミングのために4Kディスプレイを購入して1年以上使用していますが、とても快適に作業できています。

私が4Kディスプレイを使用する中で一番メリットに感じたのは、「文字が綺麗」という点ですね。

私はエンジニアとしてお仕事をしているので、コーディングや資料確認、調べ物など、テキス トを見ている時間はとても長いです。

MacBookを使用していることもあって、FHDディスプレイだと文字がギザギザに映って大きなストレスでしたが、4Kディスプレイのおかげでストレスなく作業できるようになりました。

また、私が購入し使用している4Kディスプレイ(Dell S2722QC)には、USBハブ機能がついていたり、USB-Cケーブルで映像出力やPCへの電源供給ができたりと作業環境が快適になりました。

小さくない出費でしたが、Dell S2722QC を買ってよかったと感じています。

Dell S2722QC については、以下の記事でレビューしていますので、ぜひそちらもご覧ください。

maaengineerhouse.com/archives/1158

プログラミングにおすすめの4Kディスプレイ

HP 27インチ 4Kディスプレイ 5ZP65AA#ABJ

4Kディスプレイの中ではリーズナブルな価格帯でありつつ、IPSパネルを採用しているなど品質も確かなHPの4Kディスプレイです。

アンチグレアのパネルを採用しているため、長時間のパソコン作業でも疲れにく快適にプログラミングをすることができます。更に、フリッカーレストブルーライトカットにも対応していてGood。

本体も薄型かつ、スタンドも角度や高さの調節が自在なので取り回しも抜群の4Kディスプレイです。

LG 31.5インチ 4Kディスプレイ 32UN550-WAJP

31.5インチの大画面な4Kディスプレイで、VAパネルを採用しているLGの4Kディスプレイ。

HDRに対応しており、プログラミングだけにとどまらず仕事や趣味で幅広く活躍してくれるディスプレイで、HDMI×2とDisplayPortを搭載しているため、家庭用ゲーム機との切り替えも簡単で便利です。

5Wのスピーカー×2基も搭載している点も、ポイントです。

EIZO 31.5インチ 4Kディスプレイ EV3285

ビジネスシーンで大活躍間違いなしのEIZOの4Kディスプレイ。「Picture by Picture」と「Picture in Picture」に対応していて、複数のPCの情報を1つのディスプレイに同時に表示できます。

また、USB Type-Cでの接続にも対応していて、ケーブル一本で映像出力とノートPCへの給電を同時に行うこともできます。

アンチグレアなIPSパネルに加え、ブルーライトカットなど目に優しい機能も充実しています。

多少値は張りますが、日本国内で1から生産された、高品質かつ安心安全の4Kディスプレイです。

Dell 27インチ 4Kディスプレイ S2722QC

余計な機能を削ぎ落とし、必要な機能だけを搭載したコスパ重視のDellの4Kディスプレイ「S2722QC」。

IPSパネルを採用、USB-Cでの映像出力に対応、内蔵スピーカー付属など、欲しい機能は全て詰まった製品です。

Dellの製品ということで、ドット抜けの対応や購入後のサポートなど、何かあった際の補償が充実している点も安心して購入できるポイントです。

Dell S2722QCについては、以下の記事でレビューしているので是非購入の参考にしてください。

maaengineerhouse.com/archives/1158

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