MacでNext.jsとTypeScriptの開発環境を構築する

本記事では、MacにNext.jsとTypeScriptの開発環境を構築する方法をご紹介します。

それぞれのステップが何を意味しているのか、それぞれのツールが何をするのかを詳しく解説しますのでぜひ最後までご覧ください。

本記事の目次

Next.jsとは？

Next.jsは、Reactのフレームワークであり、サーバーサイドレンダリング(SSR)や静的サイト生成(SSG)を可能にします。

これはウェブページの読み込み速度を向上させ、SEOのパフォーマンスを高める重要な特性です。

Next.jsのもう一つの特徴は、自動的なコード分割です。

これは各ページがそのページのためだけに必要なJavaScriptをロードすることを意味します。

これにより、アプリケーションの読み込み速度が大幅に向上します。

TypeScriptは、JavaScriptに静的型付けとクラスベースのオブジェクト指向を加えたスーパーセットです。

静的型付けにより、コードのバグを早期に発見でき、クラスベースのオブジェクト指向を採用することで、より組織化されたコードの構成と再利用性を提供します。

TypeScriptは、大規模プロジェクトにおいて特に有用であり、多数の開発者が同時に作業を行う場合や、プロジェクトの生存期間が長い場合には、エラーを未然に防ぐ力を持っています。

まず、JavaScriptのランタイムであるNode.jsと、パッケージマネージャのnpmをインストールします。

これらはJavaScriptのエコシステムにおいて重要な役割を果たします。

brew install node

上記のコマンドで、Homebrewを通じてNode.jsとnpmをインストールします。

次に、Next.jsの開発環境を構築します。

まず、新しいプロジェクトディレクトリを作成します。

mkdir my-next-app
cd my-next-app

次に、create-next-appを使って新しいNext.jsアプリケーションを作成します。

このコマンドはNext.js、React、およびReact-DOMを自動的にインストールします。

npx create-next-app . --use-npm --ts

これでNext.jsのインストールは完了です。

次に、TypeScriptをインストールします。

これにより、JavaScriptのコードに型安全性とクラスベースのオブジェクト指向を導入することができます。

npm install --save-dev typescript

TypeScriptをインストールしたら、TypeScriptのコンパイラ設定ファイルであるtsconfig.jsonを作成します。

これにより、TypeScriptコンパイラの挙動を制御することができます。

npx tsc --init

これでTypeScriptの環境構築は完了です。

以上が、MacでNext.jsとTypeScriptの開発環境を構築する方法の詳細な説明です。

次回からは、この環境を活用して開発を進めることができます。

環境構築は複雑に感じるかもしれませんが、それぞれのステップが何をしているのか理解すれば、その過程を理解しやすくなるはずです。