COTSUBUの特徴
agから2021年7月に発売された「COTSUBU」は、同じくagから2019年発売された「TWS03R」の後継機種に当たります。
COTSUBUは、価格が6980円とイヤホン界では比較的手に取りやすい価格ながら、人気のオーディオメーカー「final」が監修しているということもあり、より本格的な音を楽しむことができます。
また、片耳約3.5gととても軽く、本体が小さいため軽快な装着感でつけていることを忘れるほど。ケース自体も非常にコンパクトであるため、持ち歩きにも便利なイヤホンです。
カラーバリエーションは7色展開で、落ち着いた大人なカラーが用意されており、女性からも高い人気を得ています。
COTSUBUの付属品
COTSUBUの付属品は以下です。
- イヤーピース 3サイズ( SS/S/M )
- USB-A to Cケーブル
- 説明マニュアル
- イヤホン本体、ケース
ACアダプターは付属していないため、お使いのPCから充電するか別途ACアダプターを用意する必要があります。(普段お使いのACアダプターで問題なしです。)
付属のイヤーピースは小さめのサイズとなっています。
このイヤーピースはfinalの「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」というイヤーピースで、1000円ほどする質の高いイヤーピースになっています。
COTSUBUの外観
COTSUBUのケースの外側は、粉雪(こゆき)塗装という軽微な凹凸加工が施されていて、指紋や汚れがつきにくくなっています。
ケース上部のagロゴは、シンプルかつかわいらしいフォントで、とてもおしゃれ。
ケースの大きさも手のひらに収まるサイズ感で、ポケットにも簡単に収納することができ、外で持ち歩くときも快適です。
ケース正面のランプでバッテリー残量を確認することもできます。
イヤホン本体もケースと同じく粉雪塗装が施されており、指紋がつきにくいです。イヤホンの内側(装着側)には左右のLR表示があります。
COTSUBUとスマホをペアリングする
COTSUBUは、2回目以降のペアリングは自動してくれるようになりますが、最初の一回は手動でペアリング設定を行う必要があります。
ここでは、スマホでのペアリング設定の方法についてみていきましょう。
①ケースの蓋を開けて3秒ほど待つ or ケースから取り出す
ケースの蓋を開けて、3秒ほどするとペアリングモードにCOTSUBUが移行します。
ここで、COTSUBUをケースから取り出しても良いです。
COTSUBUがペアリングモードに移行する際には、音声アナウンスも流れます。
②接続したいスマホのBluetooth設定を開く
COTSUBUがペアリングモードに移行したら、次はスマホ側から設定を行います。
「設定」→「Bluetooth」を選択します。
③「COTSUBU」を選択する
デバイスの「COTSUBU」をタップして選択することで、スマホとCOTSUBUとのペアリングが完了します。
COTSUBUは、iPhone、Android、PCなど、どの端末でも問題なく接続することができます。
COTSUBUを実際に使ってみた感想
何もつけていないかのような軽い装着感
COTSUBUはイヤホンの片側で約3.5gと非常に軽く、サイズもコンパクトであるため、何もつけていないかのような装着感になっています。
耳からの飛び出しも少なく、ベッドの上で寝ながらでも快適に使用することができます。
また、軽い運動程度では耳から落ちてしまう気配もなく、スポーツをするときに音楽を聴くためにも使えそうです。
感度がやや高めだが、タッチ操作の種類は豊富
COTSUBUは、物理ボタンは非搭載でタッチセンサーを採用しています。
1回タップ、2回タップ、長押しにそれぞれ操作が割り当てられており、イヤホンだけで基本的な音楽操作は完結します。
タッチ操作 | 音楽操作 |
L or Rを1回タップ | 再生/停止 |
Lを2回タップ | 音量を下げる |
Rを2回タップ | 音量を上げる |
Lを長押し | 曲戻し |
Rを長押し | 曲送り |
タッチセンサーの感度はやや高めで、装着しているイヤホンのポジションを調整しようとイヤホンに触れると、1回タップの再生/停止が反応してしまうことがあるのが、少し残念な点でもあります。
フラットな音質で普段使いには充分(オーディオ素人目線)
まずは、筆者がオーディオ素人であることを前提とさせていただきます。
COTSUBUの音質は、どの高さの音も変に強調されることなく、フラットでナチュラルな音だと感じました。
COTSUBUで長時間音楽を聴いたり動画を視聴したりしても聴き疲れることなく、聴いていて心地よい音であると言えます。
筆者は ag,finalのイヤホンを使うのはCOTSUBUが初めてですが、「ag,finalの他のイヤホンやヘッドホンを使ってみたい!」と思うようになりました。(これがオーディオ沼か、、、)
最近流行りのasmrについては、COTSUBUにはasmr専用のモデルもありますが、専用モデルではないCOTSUBUでも充分に楽しむことができました。
片耳モードにも対応
COTSUBUは、片方のイヤホンだけでも使用できる「片耳モード」に対応しています。
ワイヤレスイヤホンを使っていると、充電がなくなったときに使えなくなることがありますが、片耳モードで使うことで片方を使いながら片方は充電することということができます。
片耳モードの時は自動でモノラル音源になり、片耳モードで使うための設定などは特に必要ありません。
音を楽しみたいときには両耳で、普段のBGMとしては片耳モードでという使い分けもできますね。
通信品質は問題なし
COTSUBUはSBC、AAC、aptXでの接続に対応しています。
筆者はAndroidをメインに使用しており、普段はaptXでの接続でCOTSUBUを使用していますが、駅のホームなどの人が混雑する場所でも音が飛んだりすることはなく、快適に使えています。
通信の安定性という面では、心配する必要はなさそうです。
バッテリー・充電方法
COTSUBUのバッテリーは本体のみで約5時間、ケース込みで約20時間となっています。
最近のワイヤレスイヤホンと比べると、少し短めにも感じますが、本体が小さいことを考えると、本体で5時間というバッテリー持ちは充分ではないでしょうか。
先にご紹介した片耳モードを活用することでも、バッテリー持ちの調整はできるため、筆者の普段使いでバッテリーが短いと感じたことはありません。
充電方式はUCB-Cに対応していますが、ワイヤレス充電には非対応。
ワイヤレス充電ができない点は残念ですが、USB-Cに対応しているため普段使っているケーブルで充電することができます。
IPX4相当の防水性能
COTSUBUはIPX4相当の防水に対応していて、雨の中での使用やスポーツなどで汗をかく場面でも使用することができます。
水に沈めるレベルの防水には対応していないため、お風呂などでの使用は難しいでしょう。
COTSUBUのメリット・デメリットまとめ
COTSUBUのメリット
COTSUBUのメリットをまとめると以下です。
- 手に取りやすい価格
- 豊富なカラー展開で女性人気も抜群
- 聴いていて心地よいfinal監修の音
- 軽くて小さく、快適な装着感
- 片耳モードに対応
- 生活防水レベルに対応
見た目面、機能面ともに良い点が多くあり、コスパの高いワイヤレスイヤホンであると言えるでしょう。
COTSUBUのデメリット
COTSUBUのデメリットをまとめると以下です。
- タッチセンサーの感度が高く、まれに誤操作してしまう
- ワイヤレス充電に非対応
COTSUBUには、これといった大きなデメリットは見つかりません。
COTSUBUはこんな人におすすめ
初めてのワイヤレスイヤホンで悩んでいる人
COTSUBUは、ワイヤレスイヤホン界隈では比較的手に取りやすい価格です。
さらに低価格のワイヤレスイヤホンもありますが、低価格のワイヤレスイヤホンは音質が悪かったりするものも多いです。しかし、COTSUBUは有名メーカーのイヤホンだけあって品質も高く、これといった欠点がありません。
ワイヤレスイヤホンが初めてだという人に対しても、心からおすすめできるワイヤレスイヤホンです。
サブのワイヤレスイヤホンを探している人
AppleのAirPods ProやSONYのWF-1000XM4などのハイエンドワイヤレスイヤホンをメインに使っている人で、バッテリーなどの問題や気分を変えたくてサブのワイヤレスイヤホンを探している人にも、COTSUBUはおすすめできます。
COTSUBUは、低価格ながら充分な機能を搭載しているため、普段ハイエンドなイヤホンを使っている人でも満足できる品質であると言えます。
COTSUBUレビューまとめ
agから発売されているCOTSUBUは、有名オーディオメーカーのfinalが監修しているワイヤレスイヤホンです。
低価格ながら、豊富なカラーバリエーションと小さくて軽い本体、満足できる音質を兼ね備えたコスパの高いワイヤレスイヤホンとなっています。
初めてのワイヤレスイヤホンで悩んでいる人、サブのワイヤレスイヤホンを探している人はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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