「4Kディスプレイが欲しいけど、価格は抑えたい」
「リモートワークに便利な4Kディスプレイが欲しい」
そんな人におすすめできるのが2021年8月にDellより発売された「S2722QC」です。
Dell S2722QC は、私自身も購入し愛用している4Kディスプレイで、高い機能を持ち合わせていながらセール時には4万円を切ることもある高コスパなディスプレイとなっています。
今回はそんな Dell S2722QC について、実際に使用してみて感じたメリットやデメリットについてご紹介していきます。
Dell S2722QC のスペック一覧表
まずはカタログスペックについて見ていきましょう。
項目 | スペック詳細 |
画面サイズ | 27インチ |
解像度 / アスペクト比 | 4K(3840 x 2160px) / 16:9 |
パネルタイプ / 視野角 | IPSパネル(ノングレア) / 178度 |
色数 / 色域 | 10.7億色 / 99% sRGB |
輝度 / コントラスト比 | 350 cd/m² / 1000:1 |
応答速度 | 4ms (GtoG エクストリーム) |
インターフェース | USB-C(65W給電) × 1 USB-A 3.2 × 1 HDMI 2.0 x 2 3.5mm イヤホンジャック |
VESA対応 | 対応 |
フリッカーフリー | 対応 |
UCB PD | 65W給電 |
消費電力 | 最大155W |
スピーカー | 3W × 2基 のステレオスピーカー |
サイズ / 重量 (スタンド除く) | 幅 :61.16cm 深さ:5.54cm 高さ:36.46cm 重量:4.7kg |
メーカー保証 | Advanced Exchange ServiceおよびPremium Panel Exchange (3年間) |
Dell S2722QC のセット内容
<セット内容>
- ディスプレイ本体
- ディスプレイスタンド
- USB-C to USB-Cケーブル(映像出力可)
- 電源ケーブル
- クイックセットアップガイド
USB-Cでの映像出力に対応しているパソコンを使用するのであれば、付属品で対応可能です。
ただ、付属のUSB-C to USB-Cケーブルの長さが1m程と短めのため、長いケーブルが必要な方は別途購入する必要があります。
また、HDMIケーブルは付属していないため、HDMIでの接続を考えている場合は別途用意する必要があります。
Dell S2722QC の実機使用レビュー
どこからみても綺麗なIPSパネル採用
Dell S2722QC では、IPSパネルが採用されているためどの角度から見ても綺麗に表示されます。
27インチと比較的大きめであるため、特に画面の端などは自分から角度がついた状態になりやすく、どの角度から見ても綺麗であるというのはとても大事になってきます。
また、椅子の座り方や姿勢によってもディスプレイに対する角度は容易に変わってくるものであるため、自宅でのリモートワークでもIPSパネルであることの恩恵は受けやすいです。
目が疲れにくいノングレア(非光沢)タイプ
Dell S2722QC は、ノングレア(非光沢)タイプであるため、画面への写り込みが少なく長時間のパソコン作業でディスプレイを見続けていても疲れずらいという利点があります。
また、ノングレアタイプのディスプレイは画面への傷もつきにくく、グレアタイプと比べてホコリや指紋も目立ちにくく掃除もお手軽です。
ノングレアタイプにはメリットも多いですが、反面発色が地味であるなどのデメリットもあり、動画や画像を専門的に行う人にはあまり向いていないでしょう。ただ、ほとんどの人にとってはノングレアタイプを使用するメリットは多いです。(好みの問題でもある。)
ベゼルレスでスタイリッシュな見た目
Dell S2722QC は、左右上の3辺ベゼルレス設計となっていて、画面いっぱいに表示させることができます。
画面端の非表示領域も1cm未満と狭いため、複数のディスプレイを並べてもシームレスに表示させることが可能です。
ディスプレイの高さや角度が調整でき、縦置きもできる
Dell S2722QC は、高さ調節・上下左右の角度調節・画面の回転に対応していて、使用者やデスクの状況に合わせた使い方ができます。
付属のスタンドでここまで色々調整できるディスプレイは多くなく、調整できる幅も広いためとても便利です。
縦置きにすることで、縦に長いWEBサイトを閲覧するときやWordファイルなどを作成するときなどには表示できる情報が多くなるため、効率的に作業することができます。
ベゼルレスであるため、縦置きにしても違和感なく使用できます。
VESA規格対応でモニターアームが使用できる
Dell S2722QC は、VESA規格 100mm×100mmに対応しているため、モニターアームの使用ができます。
リモートワークで自宅での作業が増えてきて、デスクをスッキリさせるためにはモニターアームは必須アイテムですので、VESA規格に対応しているのも Dell S2722QC を使いやすいディスプレイにしているポイントです。
人気のエルゴトロンのモニターアームにも対応しています。
USBハブ機能を搭載
Dell S2722QC は、ディスプレイ本体にUSB-A 3.2のポートが2つ搭載されており、簡単なUSBハブの機能も搭載しています。
USBで接続したいデバイスがマウスとキーボードだけであれば、もしノートパソコンなどでポートが少なかったとしてもUSBハブいらずで作業をすることができます。
画像はディスプレイ背面のポートで、他にディスプレイ左下部にもUSB-Aポートが一つ搭載されています。
私自身、マウスとキーボードはDell S2722QCに接続していて、自宅ではMacBook Airをケーブル一本でDell S2722QCにつなげるだけで作業できるようにしています!
ノートPCへ65Wで給電可能
Dell S2722QC は、USB-Cで接続することによって最大65Wでの給電が可能となっています。
特に、ノートPCで作業する人には嬉しい機能で、ノートPCの充電を機にすることなく作業に集中することができます。
また、65Wであれば多くのノートPCをフルパワーで充電できるため、充電力不足の心配もありません。
スピーカーを内蔵している
おまけ程度ではありますが、ディスプレイ本体にスピーカーも内蔵されています。
内蔵スピーカーがあることにより、普段はイヤホンやヘッドホンを使うためにスピーカーの用意がない人でも安心です。
正直音質は良くないので、普段から音を鳴らしたいという人は別途PCスピーカーを用意する方が良いでしょう。
私自身は、ロジクールの有線スピーカーを合わせて使用しています。
値段がお手頃で、音も個人的には文句がなく、おすすめできるスピーカーです。
音にこだわりたい方は以下のようはスピーカーもチェックしてみてください。
Dell S2722QC は、3.5mmのイヤホンジャックを搭載しているため、有線ヘッドホンなども接続可能です。
万が一の時の補償も充実
Dell S2722QC は、3年間のメーカー保証が付属しており、ドット抜けが一つでもあれば交換も可能です。
また、製品交換の際は代わりのディスプレイが届いて問題ないのを確認してから返送することができるため、交換の期間は作業できないといったこともありません。
さらに、Dell公式ストアで購入すること保証期間の延長も可能であり、これから長期間ディスプレイを使用しようと考えている人も安心できる補償内容です。
Dell S2722QC のメリット・デメリットまとめ
メリットまとめ
- 同じような機能のディスプレイと比べると低価格、セール時には4万円を切ることもある
- ノングレアタイプのIPSパネル採用
- スタイリッシュなデザイン
- 高さ調整、角度調整、回転が可能なスタンド付属
- VESA規格に対応しモニターアームが使用可能
- 65W給電のUSB-C接続が可能でUSBハブ機能も搭載
- スピーカー内蔵(音質はおまけ程度)
- 安心安全の充実保障
値段からは考えられないほど充実した機能を搭載しています。
デメリットまとめ
- 動画や写真を仕事にしている人には向いていない。
スペックとしてはミドルスペックに当たるため、スペシャリストにとっては物足りない性能であるものの、Dell S2722QC に大きな欠点はありません。
まとめ
Dell S2722QC ほどコスパの良い4Kディスプレイは他に見たことがありません。
低価格ながら、通常の用途であれば十分な機能を搭載しており、品質も確かです。また、保障内容も充実しているため、安心して購入することができます。
総合的に判断し、Dell S2722QC はリモートワークなどで4Kディスプレイの購入を考えている方、特にノートPCで作業している方にはおすすめできるディスプレイです。
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