トラックボールは使いにくい?1年以上使用した感想や使いやすくするポイントを解説!

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パソコンを扱う上で重要な役割を果たすアイテムであるマウス。近年では、個性のあるデザインや様々な機能を持ったマウスが多数販売されています。

その中でも、根強いファンから人気を集めているのがトラックボール。

「使いづらい」という意見も多数見受けられますが、使い続けてみると実はとても素晴らしいアイテムで、手や腕の疲れを軽減してくれたり狭いスペースでも使用できたりとメリットがたくさんあるんです!

本記事では、トラックボールが使いづらいと言われる理由と対策、実際に私が1年以上使ってみての感想をご紹介します。

トラックボールの購入をご検討されている方や、トラックボールを使い始めたばかりの人はぜひ最後までご覧ください。

トラックボールとは?

まずは、トラックボールとは何かについて解説します。

トラックボールとは、カーソルを操作するためのポインティングデバイスです。

役割としてはマウスと同じですが、その操作感には大きな違いがあります。

カーソルを操作する際、マウスであれば本体を動かす必要がありますが、トラックボールでは本体を動かす必要がなく、付属のボールを動かすことでカーソルを操作することができます。

この操作感の違いにより使いづらいと感じる人も多いのですが、「本体を動かす必要がない」ことによるメリットはとても大きいため、多くの人々がトラックボールの世界に迷い込んでしまうのです。

トラックボールの種類

一口にトラックボールといっても、その種類は多様にあります。

  • マウスに近い形で、親指でカーソルを操作するもの
  • マウスからかけ離れた形で、人差し指や中指でカーソルを操作するもの
  • 全く新しい形で、ゲームのコントローラーのような形をしたもの

そのほか、接続方式が有線接続のものから無線接続のもの、多機能なボタンを兼ね備えているものなど、多種多様なトラックボールが販売されています。

トラックボール初心者の方であればマウスに近い形のトラックボールを選ぶことで、比較的早くトラックボールに慣れやすいと思います。

トラックボールが使いにくいと言われる理由

多数の人がマウスの方が使い慣れている

学校の授業でパソコンを扱ったことがある人、職場でパソコンを使って仕事をしている人、パソコンを使ったことがある人がほとんどだと思いますが、その中のほとんどの人がトラックボールではなくマウスを使っていたのではないでしょうか。

近年トラックボールが普及してきているとはいえ、スタンダードはマウスなので今でもパソコンを使っている人のほとんどはマウスを使っているでしょう。

ほとんどの人にはトラックボールよりもマウスに馴染みがあり、マウスの方が使い慣れています。

やはり使い慣れているデバイスの方が使いやすく、馴染みのないトラックボールを使い始めたばかりの人のほとんどは操作に慣れていないばかりに使いづらいと感じてしまいます。

カーソルの細かい操作が難しい

トラックボールはマウスに比べて細かな操作が難しいため、特に初めのうちは思うようにカーソルを合わせるのに苦労します。

また、デザイナーさんでドット単位での調整が必要な作業などには向いていないため、元々トラックボールが向いていない人も存在します。

カーソルを動かす感度を変更できたり、慣れてくると自由自在に動かすことができるようになりますが、本当に細かな作業を行う人にはトラックボールは向いていないかもしれません。

マウスと比べてサイズが大きい

親指型のトラックボールであればある程度大きさも抑えられていますが、特に人差し指・中指型のトラックボールはサイズが大きく、手に馴染みにくい人がいたり持ち運びにくかったりします。

持ち運びに関しては、家や職場など固定の場所で使用するのであれば全く問題ありませんが、異なる場所でトラックボールを使用する場合、複数のトラックボールを用意することも考えなくてはいけません。

また、手に馴染むかは人それぞれであるため、家電量販店などに出向き実際にトラックボールを触ってみて判断する必要があります。

トラックボールを持ち歩いて使いたい場合は、ノートパソコンのトラックパッド(タッチパッド)も併用するなどの一定の工夫が必要になってくるでしょう。

定期的に手入れが必要

トラックボールを使い続けていると、トラックボール本体とボールの設置面に埃などが溜まり操作性が著しく低下します。

そのため、2〜3日に一度はボールを外して布やティッシュで、トラックボールの手入れを行う必要があります。

マウスに比べて手入れの頻度は確実に多くなるので、その点はトラックボールのデメリットであると言えるでしょう。

ただし、1回の手入れにかかる時間は数秒程度でとても簡単なものなので、個人的には気にしすぎる必要はないと感じています。

トラックボールを1年以上使用した感想

リモートワークが常となり、基本自宅で作業をすることが多くなりトラックボールを導入してみましたが、今となっては手離すことのできないデバイスとなっています。

導入時に多少のコストがかかる(高機能のマウスと比べれば安い)のと、日々の手入れが若干面倒ではありますが、それに見合うリターンを与えてくれているトラックボール。

今では外出先で作業する時も必ず持ち歩いています。

ある程度操作に慣れるまでに一週間、使いこなせるようになるまで一ヶ月程度かかりましたが、今ではマウスより使いこなせているのではないかと思うくらい、手に馴染んでいます。

トラックボール使い始めはどうしてもデメリットの方が目立ちがちですが、使い続けているうちにトラックボールじゃないといけなくなる人は少なくないです。

トラックボールを最高のアイテムにするポイント

カーソルの移動速度を調整する

OSの設定や、ソフトウェアでカーソルの移動速度を調整することができるので、自分にあった速度を探してみましょう。

速度を複数保存して切り替える機能があるトラックボールもあるので、通常時の速度と細かい作業時の速度で切り替えながら使用するのもおすすめです。

ある程度自分好みの速度に調整できたら、あとは慣れるまで使い続けるだけです。

いつの間にか自由自在に扱うことができるようになっていますよ!

ボールを交換する

デフォルトでついてくるボールもいいですが、実は別売りで交換用のボールも販売されています。

ボールを交換することで滑りが良くなり、トラックボールが操作しやすいくなったり、見た目の面でも自分の好みに寄せたりデスクの雰囲気に合わせたりできます。

私自身も数ヶ月前に別売りのボールを購入して使用していますが、滑りが良くなったと実感しています。また、他の購入者の口コミや評価を見ても全体的に高評価で、安心して購入することができます。

1000円台という低コストで大きな操作感の変化を感じることができるので、トラックボールの操作感に違和感を抱いている方や使い続けていこうと考えている方は、ぜひ交換用ボールの購入も検討してみましょう。

ボタンをカスタマイズする

トラックボールには多機能なボタンがあることが多いです。

それぞれのボタンにカスタマイズしたショートカットキーを割り当てることができたり、ボタンとボールの移動を組み合わせて多数の機能を割り当てることができるため、使いこなすことができればとても便利に使用することができます。

私は基本のコピー&ペーストからウィンドウの変更、戻る進むなどの機能をトラックボールのボタンに割り当てています。

その他、よく使うアプリのショートカットキーを割り当てることもできるので、可能性は無限大です。

おすすめのトラックボール

私がおすすめするトラックボールは、ロジクールの「ERGO M575」です。

マウスに近い親指型のトラックボールなのでマウスに慣れ親しんだ人でも比較的扱いやすく、Mac・Windows問わず使用することができます。

無線接続で機能面も充実しており、機能ボタンが三つ搭載していてジェスチャーという機能を利用することで最大15もの機能をマウス一つでこなすことができます。

色は白と黒から選べぶことができ、価格も6000円程度と他のトラックボールと比べても安くてコスパ最高です。

さらには1年保証もついており、購入後のサポートも充実しています。

私は運悪く初期不良の商品に当たったのですが、オペレーターの人も丁寧に対応してくれて即日交換品を手配していただきました。

まとめ

トラックボールはちょっとの工夫と慣れによって最高のデバイスへと変身していきます。

まだトラックボールを使ったことがない人、特にパソコンを長時間使用する人は、手や腕への負担を軽減できるトラックボールの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

トラックボール使い始めで使いにくいと感じている人も、しばらく信じて使い続けてみてください。

気づいた時には、あなたはトラックボールの虜となっていることでしょう。

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