独学でプログラミングを学ぶことは可能
プログラミングを学びたいと思った時、独学で学ぶかスクールに通うか迷うかと思います。
スクールに通うとなると、授業料は決して安いものではないため、金銭的に厳しい人も少なくないのではないでしょうか。
となると独学でプログラミングを学ぶ、ということになるのですが、本当に独学でプログラミングを学ぶことができるのか不安もありますよね。
確かにスクールに比べれば独学でプログラミングを学ぶのは難しいかもしれません。
しかし、「正しい方法」で「それなりの時間」学習することで、独学でもプログラミングの習得は可能なのです。
ただ、独学でプログラミングを学ぶというのが難しいのも事実です。
これから紹介する独学のメリット・デメリットなどをしっかり理解して、正しく独学をすればほとんどの人がプログラミングができるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
独学でプログラミングを学ぶメリット
金銭的なコスト負担が低い
独学することで、プログラミングスクールに通うのと比べて格段に安くプログラミングを学ぶことができます。
プログラミングスクールに通うか否かで迷う材料として、一番大きいのが金銭的負担ではないでしょうか。
ちゃんとしたプログラミングスクールに通うとなると、50万円以上の費用がかかってくることも珍しくありません。
もし仮にエンジニアになれなかった時のことを考えると、なかなか簡単には支払うことが難しいと考える人がほとんどでしょう。
その点独学では、インターネット上にある無料の教材を利用すればほとんどお金を使わずにプログラミングを学ぶことができます。
また、月額1,078円で様々なプログラミング言語を学び放題のオンラインプログラミング学習サービス「Progate」など、低コストでプログラミングを学べるサービスもたくさんあるので、そのようなサービスを利用するのも一つの手です。
最近は低価格でクオリティの高い学習サービスも増えてきており、高いコストを支払わなくてもプログラミングを学ぶのは比較的容易になってきています。
有料の学習サービスや、書籍を購入したとしてもプログラミングスクールに通うよりも圧倒的に低い金額でプログラミングを学ぶことができるため、金銭的コストを重視する方はとりあえず独学してみるのもおすすめです。
問題解決能力が身に付く
プログラミングスクールでは、わからないことがあれば気軽に講師に質問できますが、独学ではそうはいきません。
自分でインターネットで調べたり、試行錯誤を何度も繰り返したり、質問に答えてくれる先輩エンジニアを見つけたり、、、。
プログラミングを独学することで、自分の力で解決に導く「問題解決能力」が身に付きます。
問題解決能力は、エンジニアにとってとても大事な能力の一つです。
独学でプログラミングを学んでエンジニアになった人であれば、エンジニアに必要な問題解決能力も同時に身につけているはずなので、エンジニアになった後でもすぐに活躍できる人材になることができる確率が上がります。
最近、プログラミングスクール卒業生が敬遠されているといった話も聞きますが、プログラミングスクールでは聞けば教えてくれるので、問題解決能力があまり身に付かず、実戦での活躍があまり望めないというのも一つの理由ではないかと私は考えています。
実際に、私の周りのエンジニアの方々の間では、独学でプログラミングを学んだ人のことを高く評価する傾向にあるように感じています。
自分のペースで学習できる
今の仕事が忙しくて勉強の時間が取れない時やあまりプログラミングに対してのやる気が起きない時もあるかもしれません。
そんな時、独学であれば自分のペースで勉強を進めることができるので、気持ち的にも体力的にも楽です。
休みたい時は気の済むまで休むことができ、やる気に満ちている時はとことんプログラミングを学ぶことができます。
基本的には、独学はプログラミングスクールに通うより時間がかかると言われますが、やる気次第ではプログラミングスクールに通うより短い期間でプログラミングを学ぶことができるケースもあります。
ゆっくり自分のペースでプログラミングを学びたい人だけでなく、やる気満々で短期間でガッツリ集中してプログラミングを学びたい人にも独学はおすすめです。
独学でプログラミングを学ぶデメリット
問題解決が困難な場合がある
独学でプログラミングを学ぶということは、文字通り「独りで学ぶ」ことになります。
何か壁にぶつかった時、気軽に相談・質問できる相手がいないため、状況によっては1つの問題に長い時間を費やすことにもなるかもしれません。
自力で解決できれば問題ないのですが、なかなか解決できない問題にぶつかった時に挫折しやすかったり、成長が滞ることになったりします。
ただ、絶対に解決できない問題というはありませんので、独学中に壁にぶつかった時は諦めずに取り組み続けましょう。
別の角度から考えてみたり、一旦距離を置いて冷静になって取り組むと、案外簡単なことだったりするかもしれません。
また、SNSなどを活用して助けを求めてみるのも良いですね。
プログラミングを習得するまでに時間がかかる
一般的にプログラミングの独学は、プログラミングスクールに通うよりも時間がかかる傾向にあります。
もちろん例外もありますが、やはり大半の独学の人はプログラミングスクールに通う人より時間がかかってしまうでしょう。
どうしても早くプログラミングを習得したい、という人はプログラミングスクールに通うことを検討しましょう。
ただ、半年や一年、プログラミングの習得が遅いからといって大きな問題があるわけではありません。
それに、今の仕事をしながらプログラミングを学ぶ人も多いと思うので、体力的にも時間的にも余裕がない人も少なくないでしょう。
焦って無理な学習をするのではなく、自分のペースでゆっくりとプログラミングを学んでいくというのも選択肢の一つです。
学習のモチベーションを保つのが難しい
プログラミングを独学する上で、一番の壁と言っても過言ではないのが「学習のモチベーションを保つ」ということです。
プログラミングというのは、2〜3ヶ月学んだからといって稼げるようになるものではなく、一定の成果を出せるようになるまである程度の時間が必要になります。
プログラミング学習のゴール(エンジニアのスタートライン)が1〜2年後となりますが、その期間独学しながらずっとモチベーションを保ったままでいるというのは相当難しいでしょう。
「SNSを活用して仲間を見つける」「簡単な制作物を実際に作ってみる」など、様々な方法で対策をたてて、できるだけモチベーションを維持できるような状態にしておかないと、挫折につながってしまいます。
プログラミング学習においてのモチベーションを保つコツについては、こちらの記事で解説していますので、是非ご覧いただきお役に立てていただけると嬉しいです。
プログラミングの独学に向いている人
作りたいものがある人
もし、「〇〇が作りたいから、プログラミングを学びたい!」というように、何か具体的に作りたいも(目標)のがあるという人であれば、プログラミングの独学に向いていると言えるでしょう。
プログラミング学習においては、目的がはっきりとしていない故に何を学べば良いかわからず挫折してしまうということが多いです。
しかし、具体的な目標があるのであれば、今何をやるべきかがはっきりとし、目標まで真っ直ぐプログラミング学習を進めることができます。
そして、明確な目標があるということは、モチベーションの維持にもつながります。
プログラミングを学んで何か作りたいものがすでにあるという人は、独学向いているといえます。
行動力がある人
行動力があり、誰に言われずとも自分で努力できるような人はプログラミングの独学に向いています。
独学は名前の通り独りで学ぶことです。
学校のように先生など教えてくれる人がいないため、自分から学びに行く姿勢と行動が必要になります。
もし行動力がなく、言われたことしかできないのであれば、プログラミングの独学はやめておいたほうがいいでしょう。
一人で勉強するのが好きな人
プログラミングの独学は、孤独との戦いでもあります。
プログラミングスクールなどに通うのであれば、同じようにプログラミングを学んでいる人が身近にいるため、孤独を感じることは少ないでしょう。
しかし、独学ではそうはいきません。
同じくプログラミングを学んでいる仲間を見つけるにも、前述した行動力が必要になってきます。
また、プログラミングにも色々あるため、独りで学ばなくてはならない場合もあるでしょう。
独りでも孤独に負けず学習を続けること、誰にも監視されていないからといってすぐにだらける事をしない強い精神力が必要になってきます。
目的とリソースにあった最適な学習方法を選択しよう
プログラミングの独学には、大きなメリットもあればデメリットもあります。
やりたいこと、その時の状況(リソース)、学習者によっても適した学習方法は異なってきますので、今自分にとって最適な方法を選択し、プログラミングを学びましょう。
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