情報社会とも呼ばれるほどの世の中のIT化に伴い、現在、プログラミングは大きな注目を集めており、小学校でもプログラミングが必修化されるほどです。
多くの人がプログラミングについて興味を持ち、その大きな波に乗ろうとプログラミングを始める人が増えています。
しかし、最近ではAI技術の進歩によってAIに対応できる範囲が広がっており、「将来的にプログラマーの仕事はAIに奪われてしまう」という声も聞くようになりました。
はたして、本当にプログラミングには将来性はあるのでしょうか。
【結論】プログラミングには将来性がある!
「プログラミングを今から始めても遅くないのか?」と疑問に思われている人は、まずは安心してください。
少なくとも数年〜といった近い未来において、技術力を持ったプログラマーの仕事がAIに奪われてしまうということはないでしょう。
また、プログラミングスキルを身につけたことで将来的に損をする、なんてことも考えにくく、より社会に必要とされる人材になることができるでしょう。
次から、プログラミングに将来性がある理由について解説していきます。
プログラミングに将来性がある理由
IT人材の不足によりプログラミングの需要が増加している
プログラミングを必要とするIT業界は現在も拡大し続けており、経済産業省の試算では、2030年には約45~79万人ものIT人材が不足すると予測されています。
ここ数年では、コロナ騒動によりさらにIT化が進んだことを実感しているのではないでしょうか。
このIT化の流れは今後も加速すると考えられ、それに伴ってプログラミングの需要も高まっていくことが予想されます。
今後プログラミングによるAI化・自動化が進んでいく
AI化・自動化によってプログラマーの仕事が奪われるという心配もありますが、実はそのAI化や自動化を実現しているのもプログラマーなんです。
もちろん、今後プログラマーの仕事もAI化・自動化に置き換わる可能性も否定できませんが、その時点でプログラマー以外の多くの仕事が無くなり、情勢が大きく変わっていると考えられます。
WEB制作の分野においては、ノーコードやローコードの技術により、既に一部ではコードを書かなくてもよい状態になりつつありますが、それでもコードを書いてWEB制作ができる人の需要が減っているということはありません。
AI化・自動化を実現するプログラミングこそ、今後の世の中で大きな需要があると考えられます。
AIにこなせない仕事は多く存在する
プログラマーにとって、AIは確かに仕事を脅かす脅威ではあります。
しかし、実はAIとは何でもこなせる万能ではなく、苦手とする作業や分野があります。
例えば、AIは指示された作業をこなすことは得意ですが、複雑な要望や状況に対して自分で考え解決することは現在の技術では難しいと言われています。
頭を使って考えて解決へ導くこと、それができればAI技術が進歩しても仕事がなくなることはないでしょう。
プログラミングをすることで考える力が身につき、AIに負けない仕事をすることができるようになるという点において、AI技術の進歩見込まれる将来においてもプログラミングの将来性は高いと言えます。
AIを動かしているのもプログラミングである
AIに関して言えば、仕事を奪われるプログラマーもいれば、逆に仕事が増えるプログラマーもいます。
それは、「AIプログラマー」です。
AIは動かしているのもコントロールするもの人間であり、プログラミングによって実現しています。
今後AIが普及していくにつれ、AIプログラマーの需要は急激に高まっていくと予想されます。
近年、PythonなどのAIができるプログラミング言語が人気となっていますが、AIに関する技術や知識身につければ、今後仕事に困ることなくなることでしょう。
今後も需要の高いプログラミング言語
Python
Pythonは近年人気を集めているプログラミング言語で、機械学習やデータ分析、ブロックチェーンなどの先端技術で多く利用されています。
また、高い汎用性を持ち合わせているプログラミング言語であり、WEBアプリのサーバーサイドの処理を記述するケースもあります。
Pythonを活用したAI開発が特に注目を集めており、執筆時点では最も将来性のあるプログラミング言語といって良いでしょう。
学習難易度もそこまで高くないため、初心者にもおすすめできるプログラミング言語です。
JavaScript
JavaScriptは多くのプログラマーに愛されているプログラミング言語で、主にWEBサイトやWEBアプリのフロントエンド開発に用いられています。
JavaScriptでは、Nodo.jsでサーバーサイド開発ができたり、React Nativeでスマホアプリ開発ができたりと、幅広く活躍が望めます。
書籍やインターネット上に情報が豊富で学習しやすく、初心者にも比較的理解しやすいプログラミング言語です。
Java
Javaは大規模開発に向いている汎用性の高いプログラミング言語で、セキュリティが高く今でも多くの現場で扱われている言語です。
求人数も多くこれからも広く扱われていくであろうプログラミング言語ですが、学習難易度が比較的高いため初心者には少し難しいかもしれません。
ただ、Javaは長く利用されているプログラミング言語であり、情報が豊富で教育環境も整っているため、試しにJavaを学習してみるのも良いでしょう。
C言語
C言語は古い歴史を持つプログラミング言語で、処理速度が速くマルチプラットフォームに対応しています。
ただ、C言語の学習難易度は非常に高く、初心者が最初に学習するには難しすぎるためおすすめできません。
ある程度プログラミングに精通しており、もっと深いところまで理解したいという人におすすめなプログラミング言語で、習得できればより確かなスキルが身につくはずです。
Swift
SwiftはApple社発のプログラミング言語で、iOSやMac OS向けのアプリを開発することができます。
徐々に人気を高めているプログラミング言語で、iPhoneやMacのアプリを開発したいと考えている人はSwiftを学習しましょう。
今はまだSwiftを扱えるプログラマーの数も少なく、今後も需要が高まるであろうことを考えると高い将来性を持ったプログラミング言語であると言えるでしょう。
将来性のあるプログラマーになる方法
コミュニケーションスキルを高める
プログラマーは基本一人で作業を行いますが、案件はチームで進行することが多く、チーム内で円滑に案件を進めるためにコミュニケーションスキルが必要になってきます。
コミュニケーションスキルを高めることで、無駄なコミュニケーションコストを省くことができ効率的に案件を進めることができるようになります。
また、WEB会議などでは自分の伝えたいことが相手に伝わりづらく、相手にとってわかりやすいような工夫も必要になってきます。
プログラマーにはコミュニケーションは必要ないと考える人も多いですが、実際はそうではなくコミュニケーションスキルを重視して採用を行う企業も多いようです。
マネジメントスキルを身につける
そこそこ以上の規模の案件では、プログラマーや案件全体をまとめるマネジメントが必要になってきます。
案件の規模が大きくなればなるほどマネジメントも難しくなり、比例してマネジメントスキルを持った人は重宝されます。
また、他人との関わりが苦手でプログラマーになった人も少なくなく、そんな人たちをまとめることができるマネジメントスキルは簡単なことではありませんが、とても重要です。
マネジメントスキルを身につけることができれば、市場価値を大きく向上させることができ大幅な単価アップが望めます。
フルスタックエンジニアになる
フロントエンドやバックエンドだけでなく、インフラやネットワークなどにも精通することで、一人で多数の業務をこなすことができるフルスタックエンジニアとなることで、高い市場価値を獲得できます。
それぞれは個別にプログラマーやエンジニアが担当することが多いですが、実は完全にバラバラというわけではなく、それぞれ繋がってサービスやプロダクトが構成されています。
全てに精通したフルスタックエンジニアの数は少ないことからわかる通り、簡単なことではありませんが、フルスタックに仕事をこなせるようになると今後仕事に困ることはなくなるでしょう。
AI関連の技術を学習する
AI関連の技術を学習することで、AI化が進む世の中でも需要の高いプログラマーになることができます。
AI開発に向いているプログラミング言語を習得することで、将来性を高めることで自分の強みを作ることができます。
<AI開発に向いているプログラミング言語>
- Python
- R言語
- C++ など
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