プログラミングとタイピング
プログラミングをする中で、プログラムは正確に記述できるけどタイピング速度が周りより遅いと感じる人も多いでしょう。
プログラミングのみならず、日々の業務やチャットツールなどでのコミュニケーションにおいてもタイピング速度が速い方が良いのは間違いありません。
プログラミングにおいても、タイピング速度が速いと仕事効率が格段に上がったり、ストレスなくプログラミングができたりとメリットしかありません。
プログラミングにおいて論理的思考力なども確かに重要なのですが、タイピング力もプログラミングにとって重要な能力の一つです。
プログラミングでタイピングが重要な理由
プログラミングの作業効率が落ちる
プログラミングでは、プログラムを書くだけでなく確認作業や修正作業にも多くの時間がかかります。
プログラムを書くスピードももちろんですが、正確なタイピングができないとその後の作業が増えることもあります。
最初にプログラムを書くときに正確かつ迅速にタイピングできないとプログラミングでの作業効率が落ち、仕事や案件全体的なスケジュールにも影響する可能性があります。
プログラミング以外の作業効率が下がる
プログラマーの仕事はプログラミングだけではありません。
資料を作成したり、チャットツールで連絡を取ったりとプログラミング以外の作業でもタイピングを行うことは多いです。
タイピングが遅いとプログラミング以外の作業効率にも影響するため、プログラミングを行うまでに想定外の時間がかかったり、迅速なコミュニケーションが取れなかったりと、タイピングが遅いとプログラミングだけでなくパソコン作業全般の効率も下がってしまいます。
プログラムの品質が下がる
タイピング速度が遅いと、それだけ工数を割いてしまうことになるためテスト工程にかける時間も少なくなってしまいます。
テスト工程に時間をかけられないとなると、バグや不具合を見逃してしまう可能性も高くなり、プログラムの品質の低下につながってしまいます。
また、タイピングが正確でないとスペルミスにつながり、バグや不具合の原因になります。
タイピングの速度・正確性ともにプログラムの品質にも影響するため、プログラミングにおいてタイピングの速度や正確性はとても重要だと言えます。
プログラミングでタイピングが速い人の特徴
ベテランのプログラマーの中にはびっくりするくらいタイピングが早い人がいます。
そんなタイピング強者達の特徴について解説していきます。
ホームポジションを意識している
タイピングが速い人はホームポジションを常に意識しており、可能な限りホームポジションから手を動かさずにタイピングを行います。
手の動きを最小限にすることで速いタイピングを実現できるようになり、また、手の疲れも軽減することができるようになります。
ホームポジションを崩さないようにするために、専用のキーボードを用意する人やキーをカスタマイズしてキーボードに色々な機能を組み込んでいる人も少なくありません。
ブラインドタッチができる
タイピングが速い人はホームポジションを意識した上で、ブラインドタッチを実践しています。
ブラインドタッチとはキーボードを見ずにタイピングを行うことであり、キーを打つたびにいちいちキーボードを確認する必要がないのでタイピング速度が格段に上がります。
パソコンにあまり慣れていない人からするとブラインドタッチはハードルが高いですが、タイピングの基本であり、タイピングが速い人は必ずと言っていいほどブラインドタッチができます。
速いだけでなく正確なタイピングができる
タイピングは速さだけでなく正確性も重要です。
もし入力ミスがあった場合には、以下のような手順を踏む必要があります。
- ①入力ミスのあった箇所までカーソルを移動させる
- ②誤りの文字を削除する
- ③正しい文字を入力する
入力ミスが多いとそれだけ修正に時間がかかるので、タイピングの正確性はタイピング速度に直結します。
タイピング速度が速い人は総じて正確性も高い傾向にあります。
プログラミングのタイピング速度を早くするコツ
タイピング速度を上げるには正しい方法でタイピングを練習する必要があります。
もし自己流でタイピングを覚えてしまうと矯正するのは大変なので、タイピング向上まで時間がかかってしまいます。
タイピングの基本に忠実に、毎日コツコツ練習しましょう。
ホームポジションを意識して、キーボードの配列を覚える
タイピングの基本である「ホームポジション」と「ブラインドタッチ」を意識してタイピングを行いましょう。
人差し指だけでタイピングしている人もいるかもしれませんが、ホームポジションを意識することで手や指の動きが少なく済むのでタイピング速度の向上と負担の軽減が望めます。
ホームポジションを意識することと同時にキーボードの配列についても覚えるとよいでしょう。
ホームポジションを意識してキーボードの配列を覚えることでブラインドタッチができるようになり、タイピング速度が大きく向上します。
自分がミスしやすいワードや文字を把握する
タイピングを繰り返していると何度も同じワードや文字をミスタイプすることがあります。
自分がミスしやすいワードや文字は必ず把握し、意識して克服するようにしましょう。
一つずつ苦手なワードや文字を潰していくことで、確実にタイピングが早くなります。
私自身は「よろしくお願いいたします」というワードを苦手にしていましたが、よく使うワードであるため意識してタイピングをするうちに、ミスすることなくタイピングできるようになりました。
具体的なタイピングの目標を設定する
プログラミングのタイピング速度を上げるには、具体的な目標を設定して練習することが重要です。
ただ無心にタイピング練習を続けてもなかなかタイピング速度を上げるのは難しいです。
「1秒間に5文字はタイピングできるようになる」「このワードはミスせずタイピングできるようにする」など、具体的な目標を設定してからタイピング練習に臨みましょう。
具体的な目標を設定することでモチベーションも保ちやすくなり、タイピング練習の継続にもつながります。
毎日練習を続ける
1日5分でも良いので、毎日キーボードに触れプログラミングのタイピング練習を行いましょう。
1回で長時間タイピング練習を続けたとしても、タイピング上達はあまり期待できません。
少しずつでも毎日コツコツと練習を続けることこそ、プログラミングのタイピング速度を上げる一番の近道です。
タイピング練習におすすめのサイト3選
寿司打
寿司打はとても有名なタイピング練習サイトで、お題のワードをタイピングするとお寿司を食べることができます。
最初に支払った金額分のお寿司を食べることができるか、どれだけお得にお寿司を食べることができるかなど、楽しみながらタイピングを練習することができます。
難易度も、簡単な「お手軽コース」から腕試しに最適な「高級コース」まで難易度別に三つのコースがあり、自分のレベルに合わせたタイピング練習を行うことができるためおすすめです。
e-typing
e-typingでは、タイピングの基礎から練習できるため確実な基礎力を身につけることができます。
また、会員登録することでこれまでの自分の成長記録をを確認できる「タイピングカルテ」が利用できるので継続もしやすいです。
PTYPING
PTYPINGは初心者向けのプログラミング言語タイピング練習サイトです。
正確性を重視したゲーム性でより正確なタイピングができるようになります。
また、プログラミング言語も複数用意されているので、自分の学びたいプログラミング言語でタイピング練習を行うことができます。
まとめ
プログラミングのタイピング速度を上げることで、高い作業効率につながります。
タイピングはパソコン操作の基本中の基本ですが、基本だからこそとても重要です。
ポイントを意識しながら毎日コツコツ練習を続け、確かなタイピングスキルを身につけていきましょう。
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