結論：プログラミングに英語は必要！（ただし必須ではない）
プログラミングのコードを見てみると、英語をたくさん見かけると思います。
そのため、プログラミングに初めて触れる人は、プログラミングには英語力が必要なのかと疑問に思うことでしょう。
実際、プログラミングに英語は必要だと言えます。
プログラミングでは、英語力が高ければその分できることの選択肢が増え、スキルアップや収入の増加にもつながります。
ただし、プログラミングに英語が必須というわけではなく、今いる日本で仕事をこなす程度であれば英語ができなくても問題ありません。最近では翻訳ツールの進化もあり、英語ができなくても困らないケースも多くなってきています。
プログラミングと英語の関係
プログラミングのコードは英語の場合が多い
プログラミングでは、他の人から見ても意味が理解できるようにするために英語で記述することがほとんどで、プログラミング言語自体もほとんど英語と言っても過言ではありません。
そのため、英語ができる人であればプログラミング言語の習得も早く、英語ができない人に比べて短い期間でプログラミングを理解しやすいといえるでしょう。
では、実際のプログラミングのコードを見ていきましょう。（ここでは、JavaScriptというプログラミング言語のコードを扱います。）
function add(arg1, arg2) {
return arg1 + arg2;
}
add(3, 5);例えば、上のコードでは「function」というキーワードが出てきます。この function はプログラミングでは関数のことを指していて、とある1つの機能を実装することができます。（上のコードの場合、足し算の add を定義しています。）
その他「return」というキーワードは、何かしらの値を返すことを意味しており、functionと同様に英語の意味と同じような意味を持ったキーワードになっています。
このように、プログラミングでは英語が多く利用されているため、英語ができるとプログラミングの理解が早くなると言えます。
エラーを読むことができて解決しやすい
プログラミングで一番つまづきやすく、とても重要な要素であるエラーも英語で出力されることが多いです。
エラーを読めば原因や解決策が書いてあることがほとんどで、英語のエラーを読むことができないと立ち止まってしまう原因になってしまいます。
仮に翻訳ツールにかけたとしても、プログラミングの専門用語部分が翻訳できなかったり多少のニュアンスの違いが出てきたりします。
エラー文を英語のまま読むことができると、エラーの解決がしやすくなるため、その分プログラミングがやりやすくなるのは間違いないです。
海外の最新情報を得ることができる
プログラミングを含むIT技術の進歩は日本よりも海外の方が進んでおり、プログラミングの最新情報やトレンド情報は主に海外から発信されます。
海外で発信された後に日本語に翻訳されたものが日本でも公開されますが、翻訳によるニュアンスの違いが現れたり一歩遅れた情報になっていたりすることもあります。
英語が話せなくても、読んだり聞いたりすることができれば、海外の最新情報を最速でそのまま入手することができるのも、プログラミングにおいて英語ができることの大きなメリットです。
海外での活躍も期待できる
ビジネスレベルで英語ができるようになれば、プログラマーとして海外で働くことも夢ではありません。
海外ではスキルに応じて評価される傾向が日本に比べて高く、若くてもスキルさえあれば高収入が望めます。
近年のリモートワークの普及により日本にいながら海外の人と仕事をするということもしやすくなっており、英語ができれば場所や国にとらわれず幅広く活躍することができるでしょう。
英語ができなくても仕事はできる
プログラミングの世界で大きく活躍したいのであれば英語が必要ですが、そうでないのであれば英語は必須ではありません。
プログラミングのコードやエラーで英語が出てくるとはいえ、ある程度プログラミングを経験すると覚えていくものですし、わからないものも翻訳ツールを使えば基本的に問題ありません。
ですので、英語が苦手だからといってプログラミングを諦めるのは、とてももったいないのです。英語ができなくてもプログラミングはできるので、ぜひプログラミング学習に取り組みましょう。
プログラミングを続けていってもし英語が必要だと感じた場合は、英語を学習するか検討すると良いでしょう。
プログラミングのための英語学習
まずは中学校レベルの英語力を身につけよう
基本的にプログラミングで使う英語は、専門用語を除けば中学校レベルの英語ばかりです。
最低限、中学校レベルの英語さえできていれば困ることはほとんどないため、まずは中学校レベルの英語を身につけましょう。
難しい表現やしっかりとした英語構文を扱える必要はなく、頻出する英単語を重点的に学習すると良いでしょう。英単語が理解できれば構文などわからなくてもどんなことが書いてあるのかはある程度理解できます。
頻出する英語は調べて覚える
プログラミングを続けていると、同じような英単語や英文を目にすることがあります。
先に例として挙げた「function」や「return」はプログラミング言語全般で出てくる英単語ですし、エラー文も同じようなエラー文を何度も目にすることがあります。
1度や2度目にしただけでは覚えることができないかもしれませんが、プログラミングを続けていると何十回何百回と繰り返し使う英語があるため、それらの英語はちゃんと意味を調べて覚えるようにしましょう。
ビジネスレベル英語を身につけて海外進出
海外で活躍したい人や、海外の人と一緒に働きたいと考えている人はビジネスレベルの英語を身につける必要があります。
必須要件として、英検やTOEICといった資格をあげている企業も多いため、必要に応じて資格取得にも励みましょう。
日本国内ではまだ見ない最新技術や情報に触れることができたりしますし、現在プログラマーやエンジニアの需要も高く良い待遇を用意していることが多いです。
海外で活動することができるようになれば、スキル的にも収入的にも大幅な向上が望めます。
まとめ
プログラミングでは英語は必須でないので、英語が苦手でプログラミングを敬遠している人はすぐプログラミングに触れてみましょう。
ただ、プログラミングで英語ができることによるメリットは多いです。
英語ができるようになるとプログラミングも理解が早くなり、海外から情報を仕入れたりできますし、ビジネス英語までできれば海外での活躍も望めます。
まずは中学校レベルの英語から、ちょっとずつでも英語を学習してみましょう。
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