私がエンジニア転職を目指した理由
「今のままじゃダメだ…」
接客業で働きながら消耗していた頃、現状を変えたくて始めたのがプログラミングでした。
プログラミングを始めた当初はPCさえまともに扱ったことのない状態で、右も左も分からない状態で、とりあえず書店で購入してみた書籍を参考に、HTMLとCSSを学び始めました。
プログラミングを勉強していくうちに楽しいと思えるようになり、本格的にエンジニア転職を目指そうと考えるようになりました。
当時の私が、現状を変えたくてエンジニア転職を目指した理由は大きく以下の3つがあります。
- 接客業は体力的に辛いと感じた
- スキルを身につけたかった
- できれば在宅で仕事をしたかった
それぞれ解説していきます。
接客業は体力的に辛いと感じた
私は高三の春に高校を中退し、アルバイトを経て接客業で正社員となりました。
中卒で働ける職業なんて鳶職か接客業くらいだと思っていた当時、接客業でアルバイトしていた経験があったため、接客業を選んだに至ります。
しかし、正社員はアルバイトとはまるで扱いが違いました。
サービス残業は当たり前で時給換算だとアルバイトよりも給料が低く、心も体も消耗していくのを感じ、このまま30代や40代になっても接客業を続けている未来を想像すると希望のない毎日でした。
スキルを身につけたかった
自分には体力仕事は向いていないとは感じていましたが、高校中退スキルなしがデスクワークの仕事に就けるはずもなく…。
そこで、何かしらのスキルを身につけたいと思い調べている中でプログラミングと出会いました。
多分他にもたくさんの選択肢があったとは思うのですが、なんとなくプログラミングが楽しそうだと思ったのと、最近流行っているというのに惹かれてプログラミングを始めました。
できれば在宅で仕事をしたかった
当時、スキルさえあれば在宅で仕事ができるという言葉に惹かれたのも事実です。
接客業からすると、家で仕事ができるなんて想像もしない世界。
プログラミングについて調べている中で家で仕事をしている人がいると知り、大きな憧れを持ちました。
今はエンジニアとなり、コロナの状況も合わさって在宅ワークが主ですが、当時の自分からしたら夢のような生活です。
今では当たり前に行っている在宅ワークも、数年前の自分からしたら夢のような生活。今まで頑張ってきた自分を褒めてあげたいですね。
転職活動を始めるまで
「よし、エンジニア転職をしよう!」
そう思い立って就職活動を始めて採用されるほど、未経験からのエンジニア転職の世界は甘くありません。
ある程度の基礎的なプログラミングスキルや、IT業界に関わる知識が求められる場合がほとんど。
しっかりと下調べしてそこは理解していたので、ある程度の準備期間を設けました。
具体的には、正社員を辞めて派遣として働くことで、仕事の時間を減らしプログラミングの勉強に充てる時間を増やしました。
まずは最低限のプログラミングスキルを身につける
エンジニアになるためにはプログラミングスキルを身につける必要があるため、本格的にプログラミングの勉強を始めました。
書籍での学習ではあまり理解できていなかったため、他の教材を探すのですが、あまりコストはかけられないためスクールは断念。
そこで出会ったのが「Progate」というオンラインプログラミング学習サービスです。
Progateは、今でも時々利用するくらい素晴らしいサービスで、私が未経験からエンジニア転職を成功させることができた1番の要因だと思います。
プログラミングの基礎は全てProgateで学び、多少応用的なスキルを身につけるために最初に挫折した書籍を学び直し、必要最低限のプログラミングスキルを習得しました。
情報収集のためにTwitterを始める
Progateに出会ったのと同じ頃に、情報収集のためにTwitterを始めました。
まさかTwitterがエンジニア転職成功にに繋がるとは…..。
この頃はTwitterでの採用などのことは微塵も知らず、ただ単純にプログラミングを学んでいる人と繋がって励まし合いながらモチベーションを保つためにTwitterを利用していました。
Twitterがエンジニア転職に直接的に結びついたということは置いておいて、Twitterをやっていなかったら孤独にプログラミングを勉強していたことになるので、絶対に挫折していたと思います。
転職活動中の話
必要最低限のプログラミングスキルを身につけたあとは、遂に転職活動に移ります。
正直、この時点では「未経験からのエンジニア転職」を甘く見ていました、、、。
「人材が不足しているエンジニア業界だし、ある程度プログラミングスキルがあればたくさん採用もらえるだろう」
そう思っていた私は、未経験からのエンジニア転職がいかに大変なことなのかを思い知ることになります。
転職活動中のプログラミングスキルのレベル
まずは転職活動中のプログラミングスキルのレベルですが、以下の通り。
- HTML&CSS → 業務で使用可能なレベル
- jQuery(JavaScript) → WEB制作で必要最低限必要なレベル
- PHP → 基礎構文を覚えた程度
- WordPress → 経験なし
今思うと、よくエンジニア転職できたなと思うスキルレベルですね、、。
圧倒的なスキルレベルの低さで、実際に転職活動中に苦労することになります。
転職エージェントに登録
まともに転職を経験するのも初めてで知識が乏しかったため、転職サイトではなく、サポートが受けられる転職エージェントを活用しようと考えました。
転職エージェントの人は優しく丁寧に対応してくれたのですが、如何せん自分のスキルレベルが低すぎて紹介してもらえる求人数も少なく、応募しても書類選考で落ちまくり。
30社くらい書類選考を受けましたが、次の段階に進んだのは30社中1社のみ。
未経験からのエンジニア転職を甘く見過ぎていた私の心はボキボキに折れました。
この段階で、今のスキルレベルでは転職エージェントでエンジニア転職するのは難しいと考えた私は、他の転職活動について調べるようになりました。
そこで出会ったのが、私のエンジニア転職を成功に導く「Twitter転職」です。
Twitter転職に出会う
情報収集のために活用していたTwitter。
転職活動の方法を探してネットで調べていると、Twitterでエンジニア転職をした人のある記事にたどり着き、Twitterでも転職を行っている人がいるということを知りました。
そこで試しに、エンジニアを探しているという人にDMで雇ってもらえるかを尋ねてみることに。
履歴書や軽い面談を行なったもらい、採用はいただけませんでしたが丁寧に対応していただけただけでなく私の状況を考えてアドバイスまでいただきました。
最初の1件でTwitter転職に好印象を抱いた私は、10件ほどDMで選考のお願いを行なった結果、今の会社に拾ってもらえることになり、私のエンジニア転職はTwitter転職という形で成功しました。
最終的なエンジニア転職の状況
私がエンジニア転職に成功した時点での状況は以下の通りです。
【転職エージェント】応募数:30社、 書類選考通過数:1社、 内定数:1社
【Twitter】応募数:10社、 書類選考通過数:5社、 内定数:1社
サンプル数はあまり多くありませんが、転職エージェントよりもTwitterの方が反応がよく、未経験からでもエンジニア転職しやすいように感じました。
転職成功のその後
エンジニア転職に成功した後のことについても、簡単にお話させてください。
転職が決まった時、嬉しい気持ちと同時に不安な気持ちもありました。
転職したのに不安なの?と言われそうですが、「未経験からエンジニアになったばかりは仕事ができなすぎて辛い」というネットでの情報を見ると不安にもなりますよね。
嬉しい気持ちよりもむしろ不安な気持ちが大きいまま入社の日を迎え、右も左も分からない状態で仕事を始めることになりました。
スキルについては問題ない
一番心配していたプログラミングのスキル不足ですが、業務をこなす上では問題のないレベルでした。
もちろん先輩エンジニアのプログラミングスキルと比べると全然ではありましたが、思っていたよりも苦労はしなかったので安心しました。
未経験のエンジニアは自分のプログラミングスキルを過小評価しがちですが、実際案件や業務をこなすだけであればそこまで高いプログラミングスキルは求められません。
「自分のプログラミングスキルはまだまだだから転職とか案件獲得とかはまだまだ先だ、、」と思い悩んでいる人は、とりあえず行動してみると案外転職できちゃったり案件いただけちゃたりするかもしれません。
社員に優しいホワイト企業
IT土方という言葉がある通り、IT業界もホワイト企業ばかりではありません。
入社当初は「未経験だし、多少のブラックは乗り越えなきゃな」と考えていましたが、実際は残業もほとんどなく、体調不良の時はゆっくり休むように言っていただけたりととても社員想いの会社でした。
給料についても決して高いとは言えませんが、最低限+αくらいはいただけており、スキルアップの際の昇給についてもしっかりと明示していただいています。
「未経験からのエンジニア転職はスキルが低いからブラックは当たり前」
確かに否定はできないかもしれません。
しかし、私が所属している会社のように社員に優しい会社が存在するのもまた事実なので、希望を捨てずにエンジニア転職活動を行ってください。
Twitter転職について
最後に、私がTwitter転職について思うことを求職者の方に寄り添ってお話します。
未経験からのエンジニア転職にTwitter転職はおすすめ
未経験からのエンジニア転職であれば、Twitter転職はすごくおすすめです。
Twitterで採用活動をしている人に「未経験にも優しい人」が多いのが原因なのかはわかりませんが、転職サイトや転職エージェントでの求人よりも未経験には優しい求人が多いです。
また、Twitterであればそのアカウント自体も実績の一つになります。
勉強の記録、その人の雰囲気、目標、etc、、、
今まで成してきたこと全てが転職する上での武器となります。
採用・求人の数自体は転職エージェントなどと比べて少ないかもしれないですが、未経験であればTwitter転職を視野に入れるとエンジニア転職を成功しやすくなるのではないかと思います。
ある程度の経験者であれば積極的に狙わなくてもいいかも
逆に、ある程度の経験者であればTwitter転職は積極的には狙わなくても良いと考えています。
というのも、Twitterで採用活動をしている企業の多くが、採用活動にあまり予算をかけられない企業が多いです。
だからこそ未経験にはおすすめできる状況になるのかもしれませんが、経験者であれば転職エージェントや転職サイトを使用した方が待遇が良い傾向にあると思います。
もちろん掘り出し物が眠っている可能性もあるため、たまにTwitterをチェックするのも良いかもしれませんね。
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