「エンジニアは一人で黙々と作業をこなすからコミュニケーション能力は必要ない」
と思ってはいませんか?
そんなエンジニア像と反して、現役エンジニアの方々は「エンジニアにもコミュニケーション能力は必要だ」とおっしゃることがほとんどです。
本記事では、エンジニアにコミュニケーション能力が必要だと言われる理由について解説していきます。
エンジニアにコミュニケーション能力が必要な理由
エンジニアにコミュニケーション能力が必要な理由は、4つあります。
- クライアントの要望を正しく汲み取るため
- 自分の考えや状況を正しく伝えるため
- 交渉が必要な場合もある
- 円滑に業務を進めるため
それぞれ解説していきます。
クライアントの要望を正しく汲み取るため
それぞれの案件では、クライアントの要望を汲み取り、実現することが求められます。
そこで大事になってくるのが、ヒアリング能力。
中には、要望をうまく言葉にして表現できなかったり、自分でもわかっていない真の目的を持っているようなクライアントもいるかも知れません。
そのため、クライアントの言葉や表情、仕草などから、「クライアントは何を望んでいるのか」を正確に汲み取ることができるようにならないと、エンジニアとして活躍するのは難しいかも知れません。
自分の考えや状況を正しく伝えるため
クライアントからの要望を、全て叶えることが難しいケースも少なくありません。
書きられた時間や予算、人材の中でプロジェクトは進んでいくため、実現が難しい要望については代替案を模索するか、あきらめなくてはいけません。
作業をする側からしたら明らかに実現が難しいようなことも、クライアントからしたらなぜ実現できないのかわからないことが多いです。
そのため、なぜ実現が難しいのか、どうしたら実現可能なのか(期間・予算を追加するなど)、決められたリソース内でできる代替案はなんなのかを、IT知識に乏しいクライアントにも理解できるように説明できる必要があります。
それができないと、認識の違いから後々大きな問題が発生したり、全てやり直しということにもなりかねません。
後々発生しうるリスクを可能な限り回避するため、自分の考えや状況を正しく伝えることのできる能力は、エンジニアにとって必要な能力なのです。
交渉が必要な場合もある
クライアントからの要望を叶えるために、期間や費用を追加してもらう必要がある際、クライアントを納得させる必要があることもあるでしょう。
そんな時には、クライアントとの交渉が必要になります。
交渉次第で、実装はするけど追加費用はもらえず赤字になるなんて場合もあるかも知れません。
追加の工数を認めてもらったり、代替案で納得してもらったりなど、交渉力が高いと損をしなくて済みます。
円滑に業務を進めるため
エンジニアは基本チームを組んで業務を行います。
そのため、円滑に業務を進めるためには、最低でもチーム内で状況や意思の疎通が必要になってきます。
仕様を伝えたり、問題が起こったときに状況を伝達したり、困難が発生した時に協力を求めたり、、、。
ホウレンソウ(報告・連絡・相談)は社会人の基本ですが、それはエンジニアにとっても同じなのです。
まとめ
誤解されがちですが、エンジニアにもコミュニケーション能力は必要です。
もし勘違いをしていたという方は、これを機に自身のエンジニア像を見つめ直してみてはいかがでしょうか。
少しでもあなたのエンジニアライフに良い影響を与えられたら嬉しいです。
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